Excel 上で施設・店舗名のリストから自動で住所リストをつくる(Google Maps API 活用)

概要

先日、住所が入ってない施設リストに住所情報を入れなきゃいけなくなり、数百件の施設リストなので1件1件検索するのもバカらしく、自動化できないかと思った次第です。やってみたら案外簡単だったので整理してシェア。

  • Google Maps API の Places API を叩いて住所リストをつくれる(ただし、月ごとの回数上限を超えると費用が発生する点には注意)
  • Excel(※ Mac 版は無理)上で、コーディングなしで処理できる

Google Maps API の Places API を叩く

Google Maps API に Places API という施設検索の API があったので、そこを叩いて情報を取ってみることにしました。具体的に言うと、Places API の Place Search にある Find Place requests に施設名のデータを飛ばして、formatted_address(住所データ)を取得しました。

ExcelWindows 版の 2013 以降のみ)では API 叩いて XML を呼んできて必要な項目のみぶっこ抜けるので(後述)、Places API でも XML で呼ぶと良い感じです。施設名を飛ばして住所を呼んでくるには、API キーの取得をやった上で、以下のような URL にアクセスすればよいということになる。なお、施設名も住所も日本語(language=ja)という想定。

https://maps.googleapis.com/maps/api/place/findplacefromtext/xml?language=ja&input=[施設名]&inputtype=textquery&fields=formatted_address&key=[各自の API キー]

  • Google Maps APIAPI キーの取得あたりは以下が参考になりました。キーの制限は外部から悪用されないように必ずやるべき。特に必要なければ、基本的には自分が今使っている IP アドレスからのみ使えるように制限すれば十分なはず。
    https://www.zenrin-datacom.net/business/gmapsapi/api_key/
  • Google Maps API は毎月一定額の無料利用分がある従量課金制となっているので、呼び出すのが一定回数を超えてしまうと料金が発生してしまいます。この回数は呼び出す項目(fields)の数に応じて増えていくので、呼び出す項目は最小限必要な項目に絞ったほうが良い(ここでは formatted_address のみにしている)。数百件の住所リストを作る程度であれば、変に何度も呼び出したりしない限りは課金ラインにはかからないはず。なお、料金表は下記にあります。今の使用感だと、施設数×2リクエストぐらい発生するイメージ。
    https://cloud.google.com/maps-platform/pricing/sheet/?hl=JA
  • その他、Places API の技術情報は下記にあります。
    https://developers.google.com/places/web-service/search

Excel の 関数で API 叩いて住所情報を抜き出す

叩くべき API の URL は先ほどのとおり。それを Excel 上で以下のような形で叩けば、住所リストを得られます。なお、MacExcel では WEBSERVICE 関数が使えないのでできない。

  • A 列に施設名があるとする。
  • B 列には施設名ごとに URL が入るようにする。先ほどの URL を A 列の施設名で各行穴埋めできるように、「&」で文字列結合すればよい。
    →(B 列)=「URL の前半部」&「A 列」&「URL の後半部」的なこと
  • C 列では WEBSERVICE 関数でデータ取得する。これで C 列に XML のデータがまるごと入る。
    →(C 列)= WEBSERVICE(B 列)
  • D 列では、FILTERXML 関数で C 列のデータ(XML まるごと全部)から住所部分のみを抜き出す。
    →(D 列)= FILTERXML(C 列, //FindPlaceFromTextResponse/candidates/formatted_address)

あと最後は取得したデータの修正。

  • 冒頭に郵便番号等が入ってるのは、RIGHT 関数とか使って適当に整形すれば OK。概ね同じ形式なので、文字数指定して切ってしまえる。
  • 体感では 1 割程度のデータは何らかの理由で正しくデータが入らない(空欄になったり、変な場所が出たりする)ので、ここは手作業での修正が必要になる。施設名の表記ゆれ等であれば、施設名を微修正すれば正しく入ることもある。それでもおかしい場所はもう手作業で検索して入れ直したほうが速いですね。
  • C 列(WEBSERVICE 関数)は残しておくと変なタイミングで API 叩きに行ってしまう(= 想定外の課金に繋がる)可能性があるので、概ね問題なくなったら値貼り付けしておくほうが無難と思います。

これで、施設名や店舗名のリストがあるときの住所リスト作成をずいぶん効率化できるはず。数件〜数十件であればシート作成等の手間のほうが多い(実験にはよいかも)けど、数百件となると手作業検索では1〜2人日かかる作業になってしまうので、こういう形でやれると結構な時短になるんじゃないでしょうかね。

 

泊まりたい宿(都内中心)

年末年始に帰省を自粛したら何もなくなったので首都圏の宿にこもるやつをやってたんだけど、宿泊先を調べるうちに今後泊まりたい宿も出てきたのでメモっとく。

 

いわゆる「クラシックホテル」

明治〜戦前に開業したような伝統あるホテル。

例えば、9箇所のホテルで構成されている「日本クラシックホテルの会」というのがあり、首都圏だと東京ステーションホテル(東京駅)・ホテルニューグランド(横浜)・富士屋ホテル(箱根)、その周辺だと川奈ホテル(伊豆)・万平ホテル(軽井沢)・日光金谷ホテル(日光)あたりが加盟している模様。どれも泊まってみたいけど、個人的に横浜は好きな街なのでホテルニューグランドには特に泊まってみたい。

ここにないところだと、有名どころで 帝国ホテル東京 や 山の上ホテル も。また、クラシックホテルというほど古くはないが伝統ある宿として、人生で1度は泊まってみたいよね〜と思うのが パレスホテル とか 椿山荘 とか。

あとは、学士会館関東大震災後の復興建築で国有形文化財)とかもこのカテゴリに入ってくるかも。荻窪にある 旅館西郊 も渋くて良いと思うので1度泊まってみたいな〜。

都内にある「旅館」

奥多摩荒澤屋旅館 はぜひ行ってみたいです。

本郷の 鳳明館 も1度くらい泊まってみたい気もする。経験として。

新宿のまちなか(やや四ツ谷寄り)にあるらしい ONSEN RYOKAN 由縁 新宿 とかも、面白半分的な意味で気になる。下北沢の1つとなり、世田谷代田駅前にある由縁別邸 代田も同じチェーンで、これも面白半分的な意味で気になるが、なかなかいいお値段しますね。星のや東京 は興味こそあるものの、こちらはもう本格的にお高いな〜と思ってる(単純比較もできないだろうけど、帝国ホテルよりお高くないですか?)。

あとは、下落合の 雅宿 竹峰 も行ってみたかったけど、この度閉館になるんだそう。。。

ホテル龍名館お茶の水本店 は旅館なのかホテルなのかわかってませんがひとまずここに。

ライフスタイルホテル系

従来のビジホ等と比べて、宿泊以外の付加価値も提供するようなホテル。滞在そのものに体験としての価値がある的な、いかにも今どきのトレンドっぽいやつ。

宮下公園再開発の中に入った sequence とか、マリオットがやってる モクシー東京錦糸町 とかが気になっております。MUJI HOTEL GINZA はコンセプトはおもろいやんとなる一方、無印プロダクトで統一した部屋にわざわざ1泊しなくてもいいかと思ってしまった。

「まち全体がホテル」をコンセプトに掲げている谷中の hanare もこのカテゴリに入れていいか。お風呂は銭湯、晩ごはんは近所のお店、宿泊棟もレセプションとは別の場所。まちづくり系の事例として話題に挙がるものの行ったことないので実際に泊まってみたいな〜と。ただ、ここをしっかり楽しめるのはコロナ収まったらかもしれない。

近い感じで、星野リゾート OMO5 東京大塚 も気になる。街を知り尽くしたガイドが街を案内してくれるサービス「ご近所ガイド OMOレンジャー」とか。

あとは、日本橋兜町HOTEL K5 も興味あり。築100年近い銀行をリノベした建物に宿と飲食店を入れているというやつ。スウェーデンのデザイナーが入っていて北欧と和のミックスみたいな感じらしく、実際どうなのか気になる。

そのほかで気になったところ

適切なカテゴリ考えるのが面倒になってきたので箇条書き

  • 庭のホテル東京(水道橋)
  • インターコンチネンタル横浜 Pier 8
  • SORANO HOTEL(立川 グリーンスプリングス)
  • フォレスト・イン昭和館(昭島:ホテルオークラ系列)

まとめ

近場でも面白そうな宿がいっぱいあることがわかった。しばらくはコロナ終息しない=観光目的の本格的な遠出はしづらいと思われるので、近場の宿への引きこもりエクスペリエンスで余暇を楽しんでいきたい。

引っ越した

引越にかかわる諸々を完了したので備忘録として整理。それなりに満足いく引越ができたけど、反省点もそれなりにありました。

  

できたこと

  • 納得いく物件選びは概ね「できた」。下記記事に書いた項目に準拠する形(「できれば」も含め概ね達成)にできました。
    住む地域の選び方は条件で絞り込んで選んでいくつもりでいたけど実際無理で、エイヤで選んだところをこの条件に照らして見直して決めた感じでした。複数路線利用可みたいな便利な街を選んだので、ある程度ブランドがあるからか、「条件は良いがお家賃もそれなり」という物件が多くて、見るからにお得という物件は見当たらなかった。お得物件を掘り当てたかったら、各停しか止まらない穴場的なエリアを含めて対象にしたほうが良さそう。
    その中で今回決めたところは、明らかな欠点がない中で、広さも25㎡あり、諸々の設備もしっかりしていて、ここ良いじゃんとなりました。細かいところだと、駅からは若干遠いもののスーパーがすぐそばとか、収納はウォークインが手に入ったとか、バストイレ別にとどまらず独立洗面台もあるとか、そんな感じ。

    serendipity0926.hatenablog.com

  • 退去通告(2ヶ月前)〜物件選び(1ヶ月前頃まで)〜退去+入居と、一連の手続も概ね滞りなくできました。旧居は退去通告期限が2ヶ月前だった(普通は1ヶ月前の物件が多いはず……)ので物件選び開始前の段階で退去届を出す羽目になったのは不安だったけど、無事に物件選びを進められて家なき子にはならずに済みました。
  • 不動産屋さんがかなり親切だったのも満足行く物件選びに繋がりました。ネットの口コミ見た程度でふらっと突撃しただけなので、運が良かった。具体的には、押しが強すぎず、裏事情的な部分まで含めて話してくださった感じ。聞けば、管理会社が本業で賃貸営業は副業的にやっていて、賃貸営業側はノルマもないとのこと。そんなとこもあるんだなと。AD0の物件を先方から勧めていただいて、確かに良いなというので契約に至ったりしました。
  • 引越に合わせてベッドを買い替えたり(シングルからセミダブルに!)、それ以外にもニトリに何回か行って色々買い揃えました。PVC素材のキッチンマットは敷きっぱなしで良さそうでポイント高い(触感が楽しいのもある)。珪藻土バスマットは買った直後にリコールかかって草ってなった(幸い対象外だったのでそのまま使用中)。あとはデスクとチェアも何かしら買えると良いなと思いつつ。

反省点

  • 家賃が二重にかかる期間が3週間程度発生してしまった。旧居の退去通告が2ヶ月前だったので早々と解約日だけが決まっている状況で、新居が空室物件への入居で早々の家賃発生を迫られたのが理由。その分だけ敷金や礼金を抑えるような交渉も(不動産屋さんに)やっていただいたけど無理だった。でもこれって回避するの難しいよなあという感想です。退去通告が1ヶ月前とかなら、入居中(入居可能日がまだ先の)物件を選んだ上で退去通告する手はあるけど、内見しないで物件決めることになるのでそれはそれでリスキー。空室物件の内見して物件決められるメリットとどうしても引き換えになってしまう気がする……。
  • 新居のネット回線については、下記記事とかを拝読して勉強しつつ物件探ししていたけど、結局(物件自体のスペックとの兼ね合いもあり)VDSL方式を掴んでしまった。次があれば今度こそ光配線方式をちゃんと引く(あるいは、NURO光のマンションプランが導入済みの物件を選ぶ)。一方で、普通は「百害あって一利なし」なマンションの無料ネット回線が謎に速い(混んでて遅くても数十Mbpsは確実に出て、速いときは500Mbps近く出る)ので今のところ困ってない。VDSL光回線も一応必要なときのために引いてはいるけど使ってないっすね。

    マンション光回線の配線方式のお話 - notokenの覚書

  • 旧居で発生した粗大ゴミ(脚付きマットレスと自転車)の排出に手間取った。年末なのもあってか自治体の粗大ゴミ回収の枠が取れず、ニトリマットレス買うときの中古マットレス下取りも搬入先(=新居)と別住所だと回収してくれず、結局、旧居の退去前日に民間の廃品回収業者を呼ぶ羽目になった。相見積り取って安いとこ選んだけど1万円飛びました(自治体の回収だと2,000円)。立会スケジュールの確保も、在宅勤務中だったからなんとかなったものの、そうじゃなかったら詰んでた気がします。教訓は「粗大ゴミ回収の枠は早めに押さえよう」です。もしくは、引越荷物と合わせて一旦新居に運んでから処分すればよかったかもしれない。
  • 旧居の退去にあたって、引っかかりそうだったポイントはだいたいなんとかなったけど、洗剤とかを置いてたせいで塗装が剥がれちゃった造り付け家具の分はさすがにどうにもならなかった。それがなければ敷金−クリーニング代がほぼほぼ返ってくる(結構な年数住んでたので、クロスの張替分もほぼ0同然)感じだったので残念*1
  • 洗濯機上のランドリーラック(横幅調整可)を買ったんだけど、パンや排水ホース、独立洗面台の位置関係もあってそのままだと置けず、やや無理やり置いている。そのままだとちょっと危ないかもなのでなんとかした方が良いのかもなあ。

ToDoリスト

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*1:ちなみに、敷金どこまで返ってくるか問題でいえば、今の国交省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では壁等の画鋲、ピン等の穴(下地ボードの張替が不要な程度のもの)については賃借人(=我々)の通常の使用により生ずる損耗等(通常損耗)の範囲内として扱われていて、今の民法(2020年4月改正)ではここについては賃借人側が原状回復義務を負わないことになってる。

GoTo 東京解禁されたら何したい?

行きたいけど行けてなかったところにいろいろ行きたいので棚卸し。

GoTo だけじゃ行ききれない量になったけどまあ今後のためってことで。

 

 

箱根のバーホテルに泊まる

www.barhotel.com

 

首都圏近郊で気になってる宿ナンバーワン。

  • 18時チェックイン、深夜まで飲んでのんびり起きて、14時チェックアウト
  • バーの基本的なドリンクメニューは宿泊料金に含まれてる(一部は追加料金)
  • 箱根なので温泉もしっかりあり、プライベート スパ & バー(お酒付き貸切個室風呂)なんてのもある
  • 複数名用のお部屋もあれば、おひとり様用のお部屋もある

 

それに限らず、オールインクルーシブな宿でのんびり過ごしたい

福島(裏磐梯)のここのお宿とかも気になっている

hotelliaalto.com

 

やや意識高めな感じもするんだけど、

  • 「和」:内装、料理、温泉
  • 「北欧」:インテリア

というので、落ち着いた時間を過ごせそう。「何もしない」をしに行くのによさそう。

 

サントリーニ島みたいな宿(高知にある)にも泊まってみたい

www.villa-santorini.com

 

サントリーニ島みたいな宿」という以上に説明が要らない気がする。「サントリーニ島の伝統的な建築様式にこだわりました」とのこと。ずっと気になっているやつ。

高知というと結構広くて、西側の足摺岬、あるいは東側の室戸岬のほうに行こうとするとかなり遠くなる印象があるんだけど、このお宿は高知県の真ん中らへんにあるので、極端に不便ではなさそう(公共交通アクセスないっぽいというのはあるにせよ)。

お宿ではイタリアンなディナーとかだそうでそちらはしっかり楽しむとして、土佐料理もしっかり食べて帰りたいところ。ひろめ市場とかも行ってみたいけど、こちらはコロナ収束後かなあ。

「ひろめ市場」は、酒飲みたちのパラダイス!地元客と観光客がやんややんやと杯交わす│観光・旅行ガイド - ぐるたび

 

佐渡島行きたい

これまで行ったことなかったのが若干心残り(?)なので行ってみたいところ。

ググったら以下の記事があって、改めて良さそうなスポットがたくさんあるなあと。宿根木あたりの街歩きもしたいし、金山まわりの諸々も気になるし、たらい舟も乗ってみたい。

travel.spot-app.jp

 

お宿も、記事に書かれてるところもよさそうだし、リンク張ってある on the 美一 とかも気になる。

 

伊勢・志摩方面も行きたい

行ったことないので行ってみたい②。

観光コンベンション協会がめちゃくちゃな数のモデルコースを提案しててビビってる。

www.iseshima-kanko.jp

 

海・島関連アクティビティ(水族館とか、賢島のほうとか)、伊勢めぐり(伊勢神宮、あるいは『半分の月がのぼる空聖地巡礼……)などしたいですね。

あと、先ほどのモデルコースのページでは「ハートの島へ遊びに行こう!」としてさらっと渡鹿野島の記事があるんだけど、この島を扱った『売春島』の本を読んだことがあり、その意味でも気になるところ。。。

 

瀬戸内の島めぐりがしたい

瀬戸内海の島、いっぱいある

ja.wikipedia.org

 

気になるのは以下の島々。1回じゃ到底まわれないけど。

  • ねこがいっぱいいる島(女木島、佐柳島、真鍋島など。直島も)
  • うさぎと戦争遺跡の島(大久野島
  • 重伝建の町並みがある島(大崎下島(御手洗地区)、塩飽諸島・本島(笠島地区))
  • 芸術祭で有名になってきたアートの島*1(直島、豊島、女木島)
  • たぶん色々調べるうちに他のいろんな島々にも興味が湧いてくる気がしている

 

伊豆諸島もちゃんと行こう

神津島(と小笠原諸島)は行ったことがあるけど他の島(具体的に有人島を挙げると、大島、利島、新島、式根島、三宅島、御蔵島八丈島青ヶ島の8島)にはまだ行ったことがなく。

  • 高速船やさるびあ丸が最近新しくなったので乗ってみたい
  • 船に比べて高くつくが、調布からの飛行機も1度くらい乗ってみたい
  • 大島は船ですぐだし八丈島は羽田から飛行機で行けるので行きやすい?
    逆に、青ヶ島は行くのにスケジューリングと気合いが必要。
  • 贅沢にリゾートホテルっぽいところに泊まってみたい気持ちと、民宿でのんびり島らしい時間を過ごしたい気持ちがハーフ&ハーフ

 

まとめ

ここまで書いてみて、贅沢するか島に行くかどっちかがしたいんだなあと思いました。

やっぱりそろそろシマダス買おうかな

*1:アートで観光地化されてるような風景にそこまで興味があるわけじゃないんだけど、「確かにすごいので1回見ておくと良い」という友人の弁を聞いてそれもそうだなと思っている

住む場所選び①

 

私の状況

以下のような状況の人間が書いています。今回は住む場所に求める条件を整理してみようと思います。

  • 東京都内在住、20代独身男性、赤坂・溜池山王周辺の企業勤務。ただし、コロナ禍を経て今後も在宅勤務基調の勤務スタイルに移行することとなり、日常的に出勤する必要はなくなった(代わりに、在宅勤務の環境を整えたい)。
  • 現住所は学生時代から住んでいるが、大学に近いという立地条件のみで選んでおり、広さ(20㎡未満)や周辺の買物場所などの条件が良くない。帰って寝るだけの場所としては問題なくても、住みながら働く環境と考えると厳しい。今年の年末に家賃更新(退去の場合は2ヵ月前に通告)となるため、そのタイミングでの転居を画策している。

 

立地条件(周辺環境で決まる部分)

1) 最寄駅が職場最寄から60分以内

日常的な出社は不要なので職場に近いことを極度に重視する必要はないのですが、なんだかんだで出社機会もありますし、超遠いのも不便と思うので、電車で1時間程度と置いてみました。

また、「休日の過ごし方を踏まえても、都心にある程度近い方がよい」という意図も含め、こうした条件設定としました。わざわざ首都圏に住むのであれば、そのメリットを手軽に享受できる場所に住むほうが何かと良い気がします(特に、所帯を持たないうちは)。遠くに住むとそれだけで外出が億劫になってしまう気がする。

あと、郊外に行くほど車移動前提になってるのでしんどい感じもします。とりあえず今のところ車持つ気はないので。

「NAVITIME 住まい検索」にてざっくり条件を入れてみると、結構遠くまで範囲内になることがわかりました。大船・相模大野・豊田・清瀬・志木・上尾・浦和美園・越谷・流山・我孫子・千葉といったラインナップ。別にそこまで遠くに住むことないなという感想があります*1

どうせ普段は職場行かないと思うと、湘南とか房総とかで海が見える広い部屋借りて住んだりする方が QOL 高い気もしてきたけど、利便性や災害リスク(主に津波・高潮)との兼ね合いが難しそう*2

2) 最寄駅から徒歩10分以内

出勤に限らず鉄道で外出することは多いはずで、駅には近いほうが良い。「遠くに住むとそれだけで外出が億劫になってしまう気がする」というのはこちらでも同様に言えることと思います。あと、商業施設等も駅周辺に集中していることが当然多いので、その意味でも近いほうが良いです。

近ければ近いほど良いというのはそうだけども(騒音はそこまで気にしないほうなので:これまでも駅近や大通り沿いに平気で住んできたし)、雨や炎天下でも歩ける限界どのぐらいかなあと思うと、まあ徒歩10分くらいかなと思い設定しました。

3) コンビニ等(できればスーパー)が最寄駅までの経路上にある

外出のついでに買い物、あるいは外出するにあたって買い物、というのはよくあるので、最寄駅への行き帰りの途中にコンビニとかあったほうが良いです。

できればスーパーもあったほうが良いですね。これまで住んできた物件はどれも最寄駅までの経路上にスーパーなかったんですが、自ずと足が遠のくので良くない(その生活を数年続けた結果、自炊をろくにしない生活スタイルが確立されてしまった)。経路上とは言わずとも、駅から歩いてすぐの場所にあるとか、少し回り道すれば簡単に行けるとか、そういう場所にでかいスーパーあったほうが良い。ピアゴとかまいばすけっとみたいなしょぼいスーパーしかないと、それはそれであんまり意味がないので、できれば西友とかがほしい。できれば。

4) ゆうゆう窓口が設置された郵便局が徒歩圏内にある

不在時に突っ込まれていたり、不在にしていないのになぜか突っ込まれていたりする不在票。その受け渡しをやってくれる「ゆうゆう窓口設置局」が近所にあるのは結構大事です((ちなみに宅配便は、ヤマトならコンビニが近くにあればなんとかなるし、佐川はいろいろとなんとかならないので工夫する意味があまりない。最近はコロナ拡大防止という名目で短縮されてますが、元々は時間外窓口として24時間営業。こちらも徒歩圏内にあるのがベスト。

都内に90局あるゆうゆう窓口設置局。その立地状況と、1km圏内がどのような領域になっているか、地図化してみました。近所にゆうゆう窓口設置局がある領域は意外と限られてることがわかります。特に、都心を離れるとだんだんと疎になっていきますね。

宅配ボックスがあれば不在時の郵便物受取もある程度カバーできますが、それでも書留とかは受け取れないので、歩いて行ける範囲内にはあった方が良いなと思ってます。

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ゆうゆう窓口設置局と、その半径1km圏

5) 災害リスク(地震、火災、水害)が比較的低い

昨年の台風を契機にして、重要事項説明の際に水害リスクの説明が義務化されているところですが、それも含めて災害リスクに関する情報は見た上で住む場所を選びたいです。地震で建物が倒壊する危険性が高い場所、火災が延焼しやすい場所、洪水や津波で浸水する可能性が高い場所、あたりは避けて選びたいものです。

地震・火災>

東京都では、①建物倒壊危険度(建物倒壊の危険性)と②火災危険度(火災の発生による延焼の危険性)に③災害時活動困難度(道路の整備状況による災害時の活動の困難さ)を加味した形で、町丁目ごとの「地域危険度」なる指標をつくっています。

地震に関する地域危険度測定調査 | 東京都都市整備局

あくまで各エリアを比較した相対評価でしかないので、赤いエリアだとすげえ危険というわけでもないはずですが、危険度4, 5のエリアは避けて住もうかなあという感じがしてます。

<洪水・津波

国交省「重ねるハザードマップ」では、洪水や津波、土砂災害あたりの情報を重ねて見ることができます。

東京23区で見ると、山手線の東半分を境目にして、標高が高い西側は川沿い以外はほとんど浸水しない一方、標高が低い東側は大変ですね。江戸川区のハザードマップだと「ここにいてはダメです」と書かれていたりしますし。あとは、大森や蒲田あたりも結構面的に浸水していたり、多摩川沿いにもちょこちょこ厳しいところがありそう。

 

物件自体のスペック

1) 1R, 1K, 1DK

一人暮らしなので……。部屋多くても管理しきれないですね。

2) RC or 鉄骨造(木造でない)

木造だと、(最近(2000 年代)のものは結構改善しているようですが)耐火性や耐震性、防音あたりが微妙と思うので、やっぱり RC か鉄骨造がいいなあと思ってます。

3) 建築年代(新耐震基準はマスト)

最低1981年6月以降に建築確認を受けた物件。建築基準法上の新耐震基準(現行の耐震基準。厳しめ)が適用されているため。震度6強〜7でも倒壊しない(ことになっている)

できれば築20年未満がベターな気がしちゃいますが、こちらはあんまり根拠ないですね。長く所有するなら別だけど、いずれ引き払うつもりの賃貸なら気にしすぎることないかなと。あまり古くなってると設備系が怪しくなりそうな気はするけど、この辺は実際どうなのかいまいちわかりません。

4) 最低20㎡以上(+まともな備え付け収納がある)、できれば25㎡以上

今住んでるところが20㎡未満でろくな備え付け収納がない有様なので、色々と大変なことになっております。家は寝る+荷物置きの場所というだけなら狭くても大して問題なかったんですが、そこで仕事もするとなると話が別。もう少し広い部屋がよいし、色々放り込めるクローゼットor押入れがほしいです。

5) 最低でも2階以上、できれば3階以上

シンプルに言っちゃうと「防犯と虫除け」。これまで3階以上にしか住んだことないんですが、害虫との遭遇は相当少なかったので、この状況を継続していきたい所存。

6) できれば2口ガスコンロがあったりまな板置く場所あったりしてほしい

パスタソース作りながらパスタ茹でたいし、洗濯機の上にまな板置いて物切るのもやめたい。

7) できればバストイレ別、できれば浴室乾燥機付き

この辺も、「あったらいいよね」です。

8) できれば宅配ボックスあり

先程も触れましたが、宅配ボックスあれば当然不在票持っていったりすべき場面も減るわけで、できればあったほうが良い。ゆうゆう窓口とヤマトのセンターが近所にあればある程度なんとかなる気はするけど、とはいえ、というやつです。

 

以上です!SUUMO や HOME'S 見たりしながら各項目に係る相場観を把握した上で、不動産屋行ったりして決めていこうと思います。

 

P.S. こういう視点も好きです

「合理的に考えて板橋」「新宿にはGOOD新宿とBAD新宿がある」東京の20区で物件を所有する不動産投資家目線による東京23区レビュー - Togetter

*1:家賃相場が多少高くても許容できるのであれば、無理に不便なところに住む必要もありませんし。60分以内と言いつつ職場に30分で行ける場所を選ぶ可能性は大いにある

*2:「リモートワークになったので湘南に住みます!」みたいな人を Twitter で時々見かけるんだけど、ああいう人ってどういう場所に住んでるんだろうと思ったりしている

東京都内の昼夜間人口比率

概要

昨今の在宅ベースな情勢、この傾向が根付くと続くかもしれない、という状況で飲食店等どうなんだろうと思うと、特にオフィス街や学生街など普段は居住者より通勤・通学者の方が多いエリアではいくらテイクアウトとかがあってもなお厳しいだろうなあと考えるわけですが、それって具体的にどの辺なんだ?と思って可視化を試みました。

指標としては昼夜間人口比率というのがあります。昼間人口(そのエリアに通勤・通学する人*1)/常住人口(そのエリアに住んでる人)の比率で、100% より大きい場合は通勤・通学者の方が多い、100%未満であれば居住者の方が多い。

この数字は国勢調査で出てるけど、日本全国となると市区町村単位でしか出てなくて、これだと大雑把すぎて冒頭に書いたような細かいエリアの性格までは説明できない。ただ、東京都については都から町丁目単位のデータが出てるので、これを見てみようと。

東京都の統計「平成27年国勢調査による 東京都の昼間人口(従業地・通学地による人口)」

境界データは本家国勢調査の小地域境界データを使いました。

結果と考察

八王子以西は切っちゃいましたが、東京都内の全体像は概ねこんな感じ。
昼夜間人口比率 100% 以下(⇔ 居住者≧通勤・通学者)のエリアが1番薄い色で、それ以降は昼夜間人口比率が高まるほど色が濃くなる形で表示してます。

1番濃い青は昼夜間人口比率 500% 以上。東京都心に塊としてあるのと、郊外部に点在しているのがわかります。郊外部に点在するものに関しては、主要駅周辺で人がよく集まる場所も含まれる(例えば、中央線沿いの中野・荻窪・吉祥寺・立川など)けども、広い敷地を有する施設が立地する(がゆえに、人が住まう場所がそもそもほぼない)町丁目も含まれています。目についた範囲だと、東京外大・東京学芸大・中央大・駒沢大などがある町丁目は1番濃い青ですね。あとは光が丘公園がある光が丘4丁目とか、でかいものだと羽田空港とか*2。要は人がほとんど住んでないので、ある程度人が来ることでめちゃくちゃな昼夜間人口比率になるというからくり。

郊外の拠点都市(例:調布・府中・八王子等)はこの見せ方だとそこまで目立っていないのですが、駅周辺の昼夜間人口比率は概ね200%を超えているので、それなりの拠点性を発揮していることは事実だと思います。

その他で思いのほか昼夜間人口比率が高い(青く色がついてる)エリアとしては、日暮里舎人ライナー沿線・板橋区高島平周辺・伊勢崎線竹ノ塚周辺など。前者2箇所は大きな工場や流通基地等が立地していて住宅が少ないのがそもそも原因な気がします。竹ノ塚周辺はシンプルに意外でした(ご近所の方には怒られるかもしれませんが)。

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都心部にフォーカスするとこうなる*3。こうして見ると、例えば以下のようなことが言えそうです。思いのほか山手線の内側と外側で綺麗に傾向がわかれていることが、今回の大きな気付きです。

  1. 山手線の外側は、少し外れるだけでも昼夜間人口比率が100%以下の(居住者の方が多い)エリアが多数を占めるようになっており、昼夜間人口比率が高い(通勤・通学者が多く集まる)エリアは駅前に点在する程度。昼夜間人口比率が高いエリアがびっしり並んでいるのはせいぜい山手線沿いぐらいなもの。
  2. 山手線の内側も別に昼夜間人口比率が高い(通勤・通学者が多く集まる)エリアがびっしり分布しているわけではなく、昼夜間人口比率が100%以下の(居住者の方が多い)エリアも結構ある(例えば、池袋〜新宿にかけての副都心線東側、渋谷〜品川にかけての山手線東側(おそらく白金台辺りを含む))。とはいえやはり、昼夜間人口比率が高い(通勤・通学者が多く集まる、「外から多く集まってくる」)エリアが多数を占めていることは確か。

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結論は特にありません(別に、冒頭の問題意識に自分で答えられるような結果でもない気がしますが、強いて言えばやっぱり山手線の内側や郊外拠点都市まわり、大学等の周辺は全般的に結構大変かもなあという感想です)。

 

*1:正確な求め方としては、常住人口(そのエリアに住んでる人)-流出人口(他のエリアに通勤・通学する人)+流入人口(他のエリアから通勤・通学してくる人)。なので、通勤通学してない人は高齢者やニートを含め住んでるエリアでカウント。

*2:余談ですが、H27国調において羽田空港3丁目の常住人口は「1」と記録されてます。そんなところに1人だけ、誰が住んでるの?

*3:前の図と比較して図表の文字等の書式統一できてないのはやる気が足りなかったからです

壁掛け CD プレーヤーを買った

少しお洒落だけどラフな感じのお店(飲食店・雑貨屋等)に行くと時々、CD を剥き出しでカポッと嵌めてぐるぐる回して聴けるやつから音楽が流れてることがあります。
壁掛けにされてたりスタンドに置かれてたりするアレ。直接据えた CD がくるくるまわる様子が好きでした。

 

最近は CD 買う機会がぼちぼち増えてきていて、全部データで聴いてしまうのも味気ないと思ったときに、アレの存在を思い出したわけです。
少しググってみたところ、下記の点が明らかになりました。

 

  • 「アレ」の一般的な呼称は『壁掛け CD プレーヤー』。
  • おそらくオリジナルは無印(道理で、無印とかを好きそうな雰囲気のお店によく置かれていたわけだ)。
  • ただし、無印で売られてるものは税込 12,900 円となかなかにお高くていらっしゃる。
  • 一方、Amazon 等では中国製の廉価版が 4,000 円程度〜で手に入る。

 

というわけで購入しました。壁掛け CD プレーヤー。とりあえずスタンドに載せて使ってみている。

 

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期待通りのものが手に入りました。
CD 出してべこっとはめ込めばそのまま再生できるというシンプルなデザインは、使うのに必要な手順が少しでも多いとすぐやる気をなくすズボラ人間にも優しいと改めて感じました。
最近買った Vtuber の CD をぐるぐるさせて GW を過ごしています(写真にあるのは petit fleurs『premiére fleurs』です、『プリンシパル』がかっこよくて好き)。

微妙に青く光ってるのが絶妙に安っぽくて素敵です。今のところ特に壊れる見込みもなく、この品質で今後も使えるのであれば満足です。

 

これ自体がスピーカーなので USB-A や Bluetooth で外部機器を繋いで流すこともできますが、スピーカー自体の音質は大して良いわけではないので、わざわざ外部入力する意義は薄いです。
一方で、3.5 mm 端子とケーブルがついていて、外部のスピーカーに出力させることも可能です。
僕は元々持っていた Bluetooth スピーカーに有線接続して使っています。音は良くなった。局所最適解にはまりこんだ使い方になってる気もしますがまあいいです。

 

現状、『壁掛け CD プレーヤー』でありながら床置き CD プレーヤーとして使用しているため、今後の課題は壁掛けで使う手立ての模索です。
ピン打ちこまないと壁掛けできないんですが、賃貸物件なので結構厳しい。コルクボードとかを活用する必要がありそう。
今のところ蹴飛ばし等のアクシデントは発生していませんが、そのリスクは十分にあるので、対応を検討します。

 

参考までに Amazon の商品情報貼っておくけどアフィリエイトはよくわかんなくてやってないので別にこのリンクから買わなくていいです。同様の製品が複数の販売者から出てるけど、多くはビジュアル一緒で中身も一緒っぽい。

あと、使ってるスピーカーはこれの色違い。