壁掛け CD プレーヤーを買った
少しお洒落だけどラフな感じのお店(飲食店・雑貨屋等)に行くと時々、CD を剥き出しでカポッと嵌めてぐるぐる回して聴けるやつから音楽が流れてることがあります。
壁掛けにされてたりスタンドに置かれてたりするアレ。直接据えた CD がくるくるまわる様子が好きでした。
最近は CD 買う機会がぼちぼち増えてきていて、全部データで聴いてしまうのも味気ないと思ったときに、アレの存在を思い出したわけです。
少しググってみたところ、下記の点が明らかになりました。
- 「アレ」の一般的な呼称は『壁掛け CD プレーヤー』。
- おそらくオリジナルは無印(道理で、無印とかを好きそうな雰囲気のお店によく置かれていたわけだ)。
- ただし、無印で売られてるものは税込 12,900 円となかなかにお高くていらっしゃる。
- 一方、Amazon 等では中国製の廉価版が 4,000 円程度〜で手に入る。
というわけで購入しました。壁掛け CD プレーヤー。とりあえずスタンドに載せて使ってみている。
期待通りのものが手に入りました。
CD 出してべこっとはめ込めばそのまま再生できるというシンプルなデザインは、使うのに必要な手順が少しでも多いとすぐやる気をなくすズボラ人間にも優しいと改めて感じました。
最近買った Vtuber の CD をぐるぐるさせて GW を過ごしています(写真にあるのは petit fleurs『premiére fleurs』です、『プリンシパル』がかっこよくて好き)。
微妙に青く光ってるのが絶妙に安っぽくて素敵です。今のところ特に壊れる見込みもなく、この品質で今後も使えるのであれば満足です。
これ自体がスピーカーなので USB-A や Bluetooth で外部機器を繋いで流すこともできますが、スピーカー自体の音質は大して良いわけではないので、わざわざ外部入力する意義は薄いです。
一方で、3.5 mm 端子とケーブルがついていて、外部のスピーカーに出力させることも可能です。
僕は元々持っていた Bluetooth スピーカーに有線接続して使っています。音は良くなった。局所最適解にはまりこんだ使い方になってる気もしますがまあいいです。
現状、『壁掛け CD プレーヤー』でありながら床置き CD プレーヤーとして使用しているため、今後の課題は壁掛けで使う手立ての模索です。
ピン打ちこまないと壁掛けできないんですが、賃貸物件なので結構厳しい。コルクボードとかを活用する必要がありそう。
今のところ蹴飛ばし等のアクシデントは発生していませんが、そのリスクは十分にあるので、対応を検討します。
参考までに Amazon の商品情報貼っておくけどアフィリエイトはよくわかんなくてやってないので別にこのリンクから買わなくていいです。同様の製品が複数の販売者から出てるけど、多くはビジュアル一緒で中身も一緒っぽい。
あと、使ってるスピーカーはこれの色違い。
JBL GO2 Bluetoothスピーカー IPX7防水/ポータブル/パッシブラジエーター搭載 ブルー JBLGO2BLU 【国内正規品/メーカー1年保証付き】
- 発売日: 2018/05/25
- メディア: エレクトロニクス
「人の移動」にみる新型コロナ情勢
昨今の新型コロナ情勢に対応して「人の移動」に関するデータが様々なところで出てきています。Google からも Yahoo からも Apple からも、このご時世だからと位置情報を集計したデータが公開されてる状況です。社会全体に徐々に警戒が広がり、外出自粛要請(3/28 の週末〜)や緊急事態宣言(4/7〜)が出される中で、現状の施策が足りてるとか足りてないとか言われてるけども、実際どうなのか気になったので、各種データを整理してみました。
なお、参考までに:人口あたりの新型コロナウイルス死者数の推移【国別】
「緊急事態宣言」
いろいろ見る前提として、今回の「緊急事態宣言」の中身って実際どういうものなのか理解しておきたいと思いました。内閣官房の下記サイトに、緊急事態宣言の概要や今回の基本的対処方針、法的根拠となっている新型インフルエンザ等特措法が整理されています。
緊急事態宣言の概要を見ると、期間(4/7〜5/6)や区域(7都府県)は散々言われてる通り。「緊急事態」の理由としては、①肺炎発生リスクの高さ、②経路不明な感染の増加、③医療体制ひっ迫が挙げられています(②と③はまとめて書かれてるけど)。
で、緊急事態措置の内容としては、①不要不急の外出自粛や遊技場や遊興施設等の使用制限の要請、②病院等の医療機関が不足した場合の臨時の医療施設の開設 等、とあります(こっちではもう少し柔らかい言葉で書いてある)。①の「要請」には罰則がないので、「欧米におけるロックダウンのように強制的に罰則を伴う都市の閉鎖は生じない」ということになるのだと、そういう話。
「成果」も上がってきているらしくて、緊急事態宣言が出た 4/7 と比較して、東京の人の流れは着実に減っているらしい(下図)。
出所)内閣官房 新型コロナ対策ページ内「東京の主要駅における人の流れの推移」
世界と比較して今、日本の「人の移動」は?
本題。先ほど「欧米におけるロックダウン」という話があったけども、じゃあその欧米とかと比べて、日本の「人の移動」ってどんなもん?というのが第一関心事です。
Google が日本含む 131 ヶ国を対象に示している「COVID-19 Community Mobility Report」だと、わりと細かく用途を見れました。Google Maps などのアプリで得たデータを集計したものを踏まえて、各地域の行動の傾向が時系列で示されています。具体的には、基準値(baseline: 今年 1/3 〜 2/6 の中央値)に対する割合の増減幅の推移が示されている形。現在出てる最新版では、どこの国も 4/5 までの値の推移が出ていますね。日本語版の情報もあり
まず日本
参照したレポートの PDF はこれ。4/5 までの値の推移なので、「自粛要請が出始めた後、緊急事態宣言が出るより前」ですね。
全国だと下記に示すような感じ。「普段(=基準値 baseline)」に対する割合で見たときに、緊急事態宣言が出始める直前がこういう雰囲気だったということ。食料品・薬局 (Grocery & pharmacy) や公園 (Parks) あたりはいまいち減ってない*1一方で、公共交通 (Transit station) や娯楽関連施設 (Retail & recreation) なんかは結構減ってる。職場 (Workplaces) がじりじり下がってる一方、住宅 (Residential) がじわじわ上がってる。
他に、日本だと都道府県単位のデータも入ってます。とりあえず東京。トレンドは全国と大きく変わらず、程度が大きい感じがする。娯楽関連施設が 5 割減、公共交通利用が 6 割減、職場行く人が 3 割減という雰囲気ですね。食料品・薬局が 3 連休あたりにちょっと上がってるのは買いだめ需要?
欧米?
じゃあ欧米諸国どうなの?というのが1点。まず、今大変そうなアメリカ・ニューヨーク州見てみます。ニューヨーク州の外出制限が始まったのが 3/22 夜からだそうで、確かに娯楽関連施設や公共交通、食料品・薬品あたりはその辺りから下げ止まってる。
とはいえ、娯楽関連施設が 6 割減、公共交通は 7 割減、職場は 5 割減といった感じなので、東京の 4/5 時点と比較すると、実はそこまで顕著な差が開いているわけでもない感じ。NY は「制限して」この数字、東京は「自粛要請の時点で」あの数字、と思うと、日本人の自粛根性みたいに言われるのはわかる(それで秩序が保たれてるなら、別に悪いことではない)。
米は見たので欧も見る。イギリスもフランスもドイツもイタリアもスペインもロックダウンやってるわけですが、雰囲気としては英・独と仏・伊・西の 2 タイプに分かれそう。具体的には、公園 (Parks) の状況がはっきり違う(=公園での散歩程度の軽微な外出は、英独では許容されてる一方、仏独西では許容されていない様子:各国における外出制限の具体的な内容は、まだそれぞれ見ていない)。後者のほうがより厳しい外出制限が敷かれている模様(なお、人口あたりの死者数は英独<仏伊西であるらしい)。
近隣諸国は?
封じ込めがわりとうまくいっているらしい台湾。2月後半以降ずっと安定してますね。。。全体的に下げ幅が小さいのは、初動が早かったらしいので Baseline(= 1/3〜2/6 の中央値)がそもそも低いのではと思っています(わかりませんが)。でも、殊更に強く外出を制限しているわけではなさそうな感じがします。
これまたご近所の韓国。こちらは外出自粛が薄れつつあるという噂があったけども、本当に公園の伸びがすごくてびっくりしてしまった。他の用途もじわじわ上がってきてる気がする。ただ、死者数や感染者数の伸びは鈍化傾向にあるらしく、どうなんだろうという感じ。
比較
もう少しふわっと全体像見て、それぞれの立ち位置を捉えてみたいと思います。Apple が今日出していた Mobility Trends Reports に車・徒歩・公共交通それぞれの移動量推移が出ていたものから、公共交通の移動量を国別・都市別で図示してみました*2(なお、韓国は公共交通の移動量が入ってなかったので割愛、、、)。
赤が日本、青系が仏伊西、緑系が英独、紫がアメリカ、オレンジが台湾です(都市別も、色は適宜対応してます)。日本は、全国にしろ東京にしろ 3 連休(3/19 らへん)でふわっと浮いてるのだけど、その後は週末(谷になってます)を迎えるたびにガンガン下がっている様子が見て取れます。特に東京だけ見てみると、台北と同等な移動量の減らし方をしてそうな感じ*3。欧米の中だとドイツが少し移動量多めで浮いていて他はどこも 1 月比 2 割以下というところ。
「8 割減」が求められているという話がありますが、移動量だけを素直に見ると、欧米主要都市がまさにその水準であることがわかります。日本も、特に東京は減らしているんだけど、それでもまだ平時の 5 割くらいにとどまっている感じ。
東京の中でどう変化してるのか
東京の中での変化の様子も気になっていまして。Yahoo が東京 23 区を対象に区ごとに区外からの来訪者数と居住者の人数を推計した日別遷移を出していたので、こちらも見ています。
といっても、居住者数はそうそう日によって変わるものではないので、区外からの来訪者数の遷移を追っています。まず、4 月第 1 週土日、第 2 週平日について、それぞれ前年比の割合がどう分布しているか図示しました*4。平日<土曜<日曜の順に、減少割合が大きくなっています。また、都心に近くなるほど、区外からの来訪者の減少割合が大きくなっている構図が見えます。
この状況、要因自体はおそらくシンプルで、都心近くまでわざわざ行く用事ほど「外出自粛」されやすかったという話なんだと思います。土日は外出自粛要請が出ていた(緊急事態宣言よりは前だけど)し、平日はこの週の前半に緊急事態宣言が出ているので。休日に不要不急の外出が自粛されそうなのは想像つきやすいですが、平日の減り方も同じ雰囲気で効いてきているのは仕事の違い(都心に行くほどオフィスワーカーが多くて在宅勤務にしやすかったとか?)ですかね。日常での買い物みたいな用事はやっぱり残り続けるので、郊外の方は割合としてあんまり減らない、的な雰囲気。なので、「郊外で移動が減ってないから減らすべき!!」みたいな主張をするのはまた違う感じがする。とはいえ、こうはっきり構造が目に見えると(面白がっていい話でもないと思いますが)面白かった。
↑を踏まえて、都心寄りで推移が微妙に違う 3 区(千代田・渋谷・新宿)*5と、郊外部 4 区(練馬・世田谷・江戸川・足立)の推移を平日・日曜について見てみました。同時に、「東京 23 区への東京 23 区外からの来訪者数」も点線で示しています。
平日は、3 月末まではどの区もほぼ 9 割近かったです(なので省略しました)。3 月から在宅勤務していた会社は正直マイノリティなんだろうと思います。4 月に差し掛かると減り始めて、緊急事態宣言にあわせてさらにガクッと減りました。郊外部ほど減りが悪いのは先述の通り。
対して、日曜は 2 月末時点から減り始めていましたが、3/8 を底に、3/20-22 の 3 連休にかけて揺り戻しが起こりました。ですが、その次の週は、外出自粛要請に合わせて減ってます、都心部ほど減りがでかい。3/29 → 4/5 で見ると、いずれも外出自粛要請が出た週末ということで、微増・微減いずれも見受けられますが、4/12 になると緊急事態宣言後で減っている感じ。都心部では 5 割切ってきてるのでまずまず、23 区に外から来る人も 6 割切ってますね。郊外じゃそこまで減ってないんだなと。
あと、話は逸れます(+自分の分析でないものを引用させていただいて恐縮です)が、Twitter で「感染者率と電車通勤率はほぼ無相関」「一方、感染者率と繁華街滞在率は強い相関がみられる」という分析を見かけて、結構衝撃でした。満員電車で感染拡大しそうな気がしますが実際はそうでもなく、「夜の街」で感染が広がっていそう、と推測できるようなデータですね、、、。
人口の影響を除外するために、感染者率と「夜の街」滞在率で散布図を作りました。
— にゃんこそば (@ShinagawaJP) April 13, 2020
決定係数(adj. R-squared)=0.83, t=16.8と強い相関がみられ、深夜の活動と感染リスクが無関係ではないことが分かります。(因果関係を説明する図ではありません。)
なお、右上の突出している点は港区です。 pic.twitter.com/4xJzymGJyA
さいごに
ここまでわーっといろいろ見てきて、実際の人の移動はこれだけ減ってるんやなと数字でわかると状況がひとつ掴めるような気がしました。「8 割減」と言われてもピンと来なかったけども、世界と比べてどうなのか・東京の中で見たときにどうなってるのかが見えると、少し実感を持てるような気がしています。
いろいろな情報が氾濫する中で、情報疲れしてきている側面があることは事実です。少なくとも、僕自身は日々(ポジティブとはいえない)情報が流れてくることに疲労感を覚えつつあります。その中で、各国の死者数や感染者数の推移であるとか、「減ってる気がするけどどのぐらい?」と思っている人の移動の状況であるとか、シンプルな数字で押さえられるものを数字で押さえることで、少し冷静になって現状を見つめられるように思っています。
今日も、現状のような外出自粛等を 2022 年まで続ける必要がありそうとの予測が示されていて、長期戦の構えが必要なんだなと改めて思いました。日本は、ここまで見てきたように、世界と比較すると「外出している」国だと思いますが、その中でも死者数は現状相当抑えられている状況なのだと思います。今後も、できればあまり無理をせずに(でも必要な制約はされつつ)、闘っていけるとよいのではと思った次第です。
まずは自分ができることとして自分自身と身近な人の身を守るための行動を取りつつ、できる限り多くの人が生きて、願わくは健康で、終息を迎えられることを祈っています。
*1:花見の時期に Parks が上がってますね……
*2:なお、1/13 の 1 日だけの値が Baseline にされていたので、勝手に 1/13 - 1/31 の平均値をとって補正しております。日による振れ幅が結構ありそうなので、1 日だけの値を基に見ちゃうのはたぶんよくない
*3:台湾は 1 月時点でガッツリ減らしてた可能性はあるにしても。
*4:ちなみに、来訪者の季節変動もあるのでは?といろいろ考えたのですが、思ったほど差がないので、平時と比較しようとすると前年比で割合を見る方がたぶん適切ですが、先程までの Baseline のように 1 月の平均などと比較するのもそこまで大きな差はなさそうです
*5:念のため付記しておくと、千代田・中央・港の都心 3 区の推移は全部似たり寄ったりでした
チャイナエアラインの予約で氏名の入力をミスった話
今月22日(火)は即位礼正殿の儀にあたり、祝日。
その前日に休みを申請して、晴れて4連休を錬成できた(多分)ので、
skyscanner で「東京↔すべての場所」で検索。
行ったことなかった場所の中で、わりと安い航空券があったので、
台中(台湾)に行くことにしました。台湾は 4 回目。中国語はできない。
エアラインはマンダリン航空(華信航空 / AE)。チャイナエアラインの子会社。
- 往路:AE 267 / NRT 1300 → 1550 RMQ
- 復路:AE 266 / RMQ 0730 → 1200 NRT
予約サイトはチャイナエアラインのやつでした。
で、淡々と入力して登録し、無事 e チケットお客様控えが発行されたわけですが。
そこでなんとなく嫌な予感がしたわけです。名字と名前逆にした気がする。
案の定、予約確認で姓名入れたら出てこない。逆にしたら出てくる。
自分がいつかやらかす気はしてましたが、さすがに血の気が引きました。
姓名は予約確認フォームからも変更できない。だいぶアカン気がする。
ググってみたらやっぱり、
- 氏名がパスポートと同じ表記でないと、
何があっても自己責任で搭乗しますという誓約書書かされる。 - 名の変更は 3 文字までなら可能だが、姓の変更は新規購入が必要。
てことで、最悪の場合、払い戻して再購入になる。 - チャイナエアラインの払戻手数料はバカ高い(2万とか4万とか出てくる)
といった有様。つらい
夕方遅い時間だったのでコールセンターも開いてなく、
とりあえず翌朝架電。どう考えても混んでると思うので、朝イチ凸を狙いました。
土日祝も 9h - 12h, 13h - 17h 30 でコールセンター開けてあるのは普通にすごい。
https://www.china-airlines.com/jp/jp/contact-us/customer-service-hotline
結果としては、なんとかなった。ぼったくられなくてよかったです。
- 姓・名それぞれにはスペルミスがない(よかった!)ので、手続きすれば対応可
- 発券オフィスにパスポートのコピーを送信してほしい(メアド教えられた)
と言われました。
パスポートのコピー送ったら、数時間後に本来の順番で姓名が入った e チケットお客様控えが届きました。ハッピー。
教訓としては下記の通りです。
- とりあえずコールセンターに相談しよう
- 姓名逆に入れても、スペルミスなければワンチャンある
チャイナエアラインマジ感謝。楽しい台中旅行になるといいです。
ヤバい肉の話(肉の万世 創業月大感謝祭)
肉の万世って素敵なお店がありますね。
秋葉原にビルひとつ丸ごと本店を構える、肉料理のお店。
どうやら今年で創業70年を迎えるんだそうで。
(戦後に開業した電気部品屋がドッジ・ライン不況で転業して今に至ると聞くと納得です)
んで、創業月大感謝祭でビール・ハイボール・ソフドリが1杯70円などという狂ったセールをやっていたわけです。
飲み物で安くなった費用を肉にぶち込んでもバチは当たらなかろう、と思い、
肉の万世で焼肉を嗜んだことがなかったので、これを機会に酒池肉林ということになったわけです
「タン塩ざんまい」なんて贅沢なお名前。
厚切り牛タンと1本豚タンのセット。バカみたいに分厚いタン。ねぎしが霞んで見えますね。
豚タンなんてもう見た目からして狂っているのでヤバい
4000円と聞くとビビりますが、3人で頂けば1333.333…円。全然手の届かない範囲ではないわけです。
まあでも何より、酒1杯70円なのがおかしいですね。10杯飲んでも700円。実質無料。
気が大きくなるのも仕方が無いので、1本豚タンを追加でキメて1000円。
あとはハラミとかも食いました。分厚さはなかったけど上品においしかったです。
なんか、うまい肉自体は妙に安い気がする。すごい。たぶん普段なら飲み物でお金が飛ぶんだろうと思いました。
贅沢な肉食べて、実質無料で飲めるだけ飲んで、3人で1万円。素敵な席になりました。
ヤバい肉っていいですね。
海とマグロと風呂とお祭り(みさきまぐろきっぷ)
お盆休みの昼下がり。おうちでゴロゴロしていたのですが、
- このまま今日 1 日過ごすのは虚無だなあ
- 海が見たい
- マグロ食いてえ
- ひとっ風呂浴びよう
という気持ちになったので、みさきまぐろきっぷで三崎に行きました。
13 時まで都内で寝てても、わりと満足な一日にできてハッピー!という話です。
情報
東京都心・横浜から、京急で三浦半島に行き、バスで適当に周遊して、*1
海を見て、マグロを食い、ひとっ風呂浴びて帰ってこれる。なんて幸せ。
品川から往復で 3,500 円。これにマグロもお風呂も含まれてる。つよい。
海
港町
三崎港でバスを降りると、目の前が漁港です。あらやだ素敵。
地形が良かったので、大昔から漁港で、なんでも日本書紀にもその名前があるらしい。*2
今も、日本に 13 港しかない「特定第 3 種漁港」のひとつだそうで、全国レベルの漁業拠点なんだそう。*3
湾の 1 番奥まで船がつけてあって、ちょうどそこにバス停があるもんだから、
バス降りた瞬間に街に囲まれた港が目に入る。いいところ。
(商店街も賑やかで良きなんですがその話はあとでします)
浜辺
油壺のほうに足を伸ばしたんですが。
尾根に道が走っててバス停や観光施設もあるので、浜辺には坂道で下りていく。
この海に向かう坂道めちゃくちゃエモくないですか? 海の家の看板もいい味出してる。
マグロ
まぐろきっぷに合わせて、京急さんが飲食店情報をまとめてくれています。
お店の状況がリアタイで把握できる。なんてホスピタリティ。*4
三崎港あたりはお店が集中してるので、うまいもん食えりゃいいやぐらいのモチベだったら素直に直行するのがおすすめ。
いろいろ探せば人気店とかもあるのかもしれない。
散歩してて目についたので「七兵衛丸」さんに入りました。
ハイボールひっかけながら定食をいただきました。活きイキ刺身定食!だそう。
めちゃくちゃ回転早くてうれしい。あと、15 時半に行っても普通に出してもらえた。
うまい刺身食うと魂を洗われてる感じがする。心がきれいになりそう。
風呂
まぐろきっぷについてくる、「三浦・三崎おもひで券」。
お土産とかにも使えますが、今回はこいつを風呂に使おう。
日帰り入浴オプションが 4 箇所あります。*5
城ヶ島やソレイユの丘には今回行かなかったので、油壺の湯とマホロバ温泉に行こうと思ったんです。
が、今は夏の海水浴シーズンなせいか、どっちも日帰り入浴を早い時間に閉めていました。*6
汗流すのはやっぱり帰り際がいいじゃないですか。帰りがけに汗だくになったら本末転倒だもんね?
しょうがないので、まぐろきっぷの範疇は外れちゃうんですが、
帰り道の京急久里浜から京急バスで行ける「海辺の湯」に寄り道しました。*7
「海辺の湯」の情報は良いまとめがあったのでそちらに譲ります▼
夕暮れ時に東京湾フェリーが出港する様子を露天風呂から観れるのは、なかなか趣深かった。いいところ。たぶん房総ドライブ帰りにフェリーで帰ってきて寄るのとかもよさそう。
祭り
これは完全に偶然なんですが、行った日にちょうど商店街が夜市やってたんです。
祭りの日(ハレの日)はその街の最大出力が出る気がしますが、
めちゃくちゃ賑やかだったのでここはいい街だなと思いました。
どこにでもありそうな祭りってわけでもなく、マグロ関連のものを考えて売ってそう。
若い人もお祭りやる側・来る側両方いるもんな。東京近いのもあるんだろうけど。
三崎のまちはマグロ漁を背景に栄えた中で、近年はマグロ漁の衰退が進んでる。
それで、昔栄えた頃からの立派な建物がわりと残ってる。歩いてるだけで結構楽しい。
お祭りで賑やかな街なかを歩くと、栄華はある程度昔のもので、
今は衰退もしてるんだろうけど、その中でも活路が見つかってる感じがしました。
お祭りはやっぱり誰かとワイワイ楽しみたいので、来年誰かと行けたらいいな。
*1:たぶん夏の土日の三崎のバスは渋滞がひどいので、行くならそこは避けたほうがいい。僕は盆休みの平日に行きましたがそれでもちょっとは混んでた
*5:https://www.keikyu.co.jp/information/otoku/otoku_maguro/facility.html
*6:油壺の湯は 16 時、マホロバ温泉は 14 時クローズなようでした。たぶん 7, 8 月以外はそんなことないのだと思われる
「天気の子」観た(1 回目)
「天気の子」を観ました。様々な感情が湧いてきたので、整理してもう 1 度観に行こうと思いました。ネタバレ込みで感想を殴り書きしようと思います。未視聴であれば回れ右。
あと、お気持ち濃縮還元な日本語が無理な人も回れ右。基本自分のためのまとめなので、読みやすくはないし、論理的でもないです(後述しますが、僕はまだこの映画のこと何もわからんなと思っています)。
てことで以下一発書きの乱文、対戦よろしくお願いします。
続きを読む
旅行した(ソウル)
3 連休何も予定ないなと思ったので、19/7/13-14 でソウルに行きました。
2, 3 月に行ったヨーロッパなり台湾なりの話はいずれ書きます……。
交通手段
飛行機
怖いもの見たさで、エチオピア航空を利用。仁川経由の成田アディスアベバ線だが、以遠権のおかげか、成田仁川間が安売りされがちらしい。
今回は 3 連休にかかる期間を 1 ヶ月前切ってから予約したわりに、往復 4 万円ちょいでゲット。ビジネスクラスを安売りしてるって話も聞くので、そっちもよい選択肢かも。
- 機体は B787。スタアラなので ANA のマイルも多少貯まるし、悪い選択肢ではないと思う(直近の墜落事故はキャリア側の問題ではなかったはず)。
- 遅延がち。長距離路線だし仕方ない?と思ってたが、そもそもオペレーションが良くない気がする。その辺許せない人には微妙かも。
- アフリカ系なクルーが深緑の制服を纏ってらっしゃるの大変カッコイイ。
- ゲエズ文字の圧がすごい。何も意味わからないが見てて飽きない。基本は英語あるので困りはしない。
- 機内食は悪くない(取り立てて美味しいわけではない)。選択肢は魚かラム。
空港〜市内
往路
バス。仁川空港(1 タミ)発市内行きの深夜バスは江南行き (N 6000) とソウル駅行き (N 6001) の 2 系統ですが、今回は後者を利用。9,000 ウォン(約 900 円)。1:05 発に積み残され、2:00 発に。明らかに需要に供給が追いついてないので、休日に同じ選択するなら、できるだけ急いで入国してさっさと並ぶべきだし、それでもなお待つ覚悟が必要。
https://www.airport.kr/ap_lp/ja/tpt/pblctpt/pblctpt1/airlim/airlim.do
3:00 頃にソウル駅に着き、オルペミバスで宿のある明洞へ。空港バスが駅の BT に着くので、数本向こう側のレーンに移動するとよいです(明洞行く系統いくつかある中で、N16, N30 系統は 5 番に発着)。深夜にも関わらず満員で、宵っ張りな街だなと思いました(海外いくつかの街で深夜の公共交通使ったことあるが、満員だったのは初めて)。
https://www.konest.com/contents/traffic_info_detail.html?id=7044
復路
空港連絡鉄道を利用。各停なら片道で 5,000 ウォン(約 500 円)もしないので、安くて良い。ただ、ソウル駅のホームが地下 7 階にあってめちゃくちゃ遠い……。昼間なら市内各所から空港行きバスが出てるので、そちらの方が便利かなとは思いました。
https://www.konest.com/contents/airport_info_detail.html?id=1445
市内交通
地下鉄が安い(初乗り 1,250 ウォン / 約 125 円)。T-Money カード(Suica / PASMO 的なやつ)があると便利。コンビニには置いてあるしチャージも可能(もちろん駅でもチャージできる)なので、空港なり街中なりで適当に仕入れると良い。
明洞に宿を取ると、明洞駅(地下鉄 4 号線)と乙支路入口駅(同 2 号線)は徒歩 10 分以下で利用できるし、南大門市場や仁寺洞も徒歩圏内。
ただ正直、地下鉄の使いやすさは微妙だと思いました(路線網がいまいち規則的じゃないので、どう移動するのが最適かわかりづらい)。もし海外で路線バス乗るのが平気なら、路線バスを積極的に使えると移動が楽になると思います(そうするなら、フリー SIM とかでスマホ使えるようにしとくのがベターでしょうね。最低でも maps.me とかでオフラインで位置情報見れるようにしておいたほうがよい)。
市内観光
明洞
繁華街。店多くて何かと便利、宿取るには良い場所のひとつだと思った(江南もアリかもしれないが)。
ロッテデパートとかもあるが、街中は屋台とかも出てて、アジア感が強め。渋谷や新宿東口をもっと雑にしたくらいのイメージでだいたいあってる。
日本人が多いし、日本人向けの店も多いとは思う。ソルビン(雪冰)のかき氷食いました、ゴツいけどクドくはなくて美味しかった。人気店なので混むらしいが、午前中のうちに行くと空いてるのでオススメ。朝11時台にスイーツ食う気になるかは別として。
清渓川沿い
高速ひっぺがして街中の小川を復活させたとこ。場づくりみたいな工夫がかなりされてて、たくさん人が集まってるし、子どもも水遊びしてる。それなりの区間あるけど、1 箇所じゃなく幅広く賑わってるのがよかったです。都心の一等地にこういう場所があるのは豊かだなあと感じました。
ただ、きれいな水持ってくるにも緑を整備するにも相当にお金かかっていそうで、その辺どうなってるのかなとは思いました。どこでもできるわけじゃなさそう。李明博時代に政治的な動きがあったからできた話なのかなとも。それはそうと、日本の首都高も地下化とかするなら地べたをこれくらいやってほしいですね。
cf. https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00831/
川沿いのビルにマッコリの醸造やってる飲み屋が入ってて、綺麗めのビルにおしゃれなお店という感じでなかなかおすすめです。安いし。8,000 ウォン(約 800 円)でマッコリ 1L 出てくるのやばみある。食べ物含めても 3,000 円いかずに満足できる、良いお店。
https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=9646
仁寺洞
ソウルの伝統的な画廊通りらしい。それに合わせて、少し落ち着いた感じの賑わい方をしていて、クラフト系のお店とか伝統的な飲食店とかが多め。
ふらふら歩いてるだけで、メインストリートを少し外れた路地裏とかにもお店がある感じとかもあって、そこそこ楽しい。飲食店もわりとあるので、そういう意味でも良いと思う。景福宮あたりもここから歩いて行ける。
アート・クラフト系を今回は全部スルーしちゃったが、ちゃんと眺めるとたぶん楽しいと思う(反省)。
景福宮
朝鮮最古の王宮。バカでかくてびびる。昔は朝鮮総督府がここに置かれたらしい。ここに向かって真っ直ぐ伸びてる道もかなり幅員があるし、全体的に威光がすげえ。3,000 ウォン(約 300 円)で入場できるので入ってみよう。
建物は何度か大規模に壊れていて、再建されたものが大半。工事中のものもいくつか。空き地が多くてだだっ広い。元々は広い敷地にギッシリ建物があって街みたいになってたらしいけど、日本が朝鮮総督府置くときに名目つけてぶっ壊したらしい(というのが少し恨みがましく書いてあった)。
ガイドツアー(日本語含む)があるらしく、時間かかりそうだったので今回は参加しなかったけど、話聞きながら回るとただ回るよりは得られるものがありそうな印象。民族衣装体験みたいなのがあるらしく、そういう服着た人がたくさんいる。
大韓民国歴史博物館
韓国の歴史(主に 1870 年代以降)について学べる。景福宮の目の前にある。
政治的な流れを相当しっかり展示されていて、歴史認識の共有みたいなことに力入れてるんやなと思いました。Google Map の口コミかなんかで「韓国人が信じたい歴史」と書いてた人がいましたが、実際には「国で共有したい歴史認識」という話なのではないかしら。そういう展示を日本語のリーフレットも置きつつやってるのは強さを感じた。笑
南大門市場
衣料品系メインの市場。市場といっても、街の一部にお店がめちゃくちゃ並んでいるような、周りの街と連続してる感じのやつ。
服欲しさは特になかったのでぶらついてただけなんですが、お店ぎっしりでひたすら服とかカバンとか売ってて、見て回るだけでもそこそこ楽しい。価格帯かなり安い気はするので、服買いたい人にはかなり良さそう。駅出口からいきなり壁にびっしり服並んでる。
広蔵市場
グルメ系市場。屋台も店舗も集まってる感じのとこ。
名物は、路上の至るところで焼いてるチヂミと、いろんなお店が出してるユッケ。日本では無事「あかんやつ」と化したユッケも、ここでは食べられる(と言いつつ、僕は今回その気にならなかったので食べてませんが)。海鮮チヂミは普通に食いました(8,000 ウォン / 約 800 円)。日本だとチヂミは「韓国風お好み焼き」って言うくらいだし焼いて食う粉物ですが、ここでは油で揚げてました。外がカリッカリなのを、タレにつけていただきます。こりゃこれでうめえ。
他に、もっとメジャーな冷麺・ビビンバ・餃子(マンドゥ)辺りだとだいたい 5,000 ウォン(約 500 円)で食べられる。その手のを売ってる屋台はだいたいビビンバの野菜が山盛りになったボウルが並べて置かれててインパクトある(ビビンバ頼むと野菜は自由に取って食うらしい)。
土産物屋も(食べ物系中心に)ちらほらある。食べる→土産物屋見て回って腹ごなしを繰り返すとめちゃくちゃ食える(無限ループって怖くね?みたいなね)
行かなかった場所
南山タワー
ケーブルカーが定期点検で止まってて、「階段歩いて山登って 30 分」と言われたので諦めました。タクシー乗ってもケーブルカーの駅で下ろされたので、バス(循環バス 02, 03, 05 番)で登るのが正解だったぽいですが、タイミング悪くて何本か逃したので、今回は縁がなかったということになりました。そういうこともある。
江南エリア
明洞周辺で満足しちゃったんだよね今回。またの機会に。
所感
- 短い滞在でも満足度が高い場所だと思います。新しいものに触れたいのであれば、下手な国内旅行よりよほど満足できる気がする。ファッション系中心に安い店も市場をはじめとして多いし、食べ物もスイーツ含めいろいろ美味しいのがあるので、若い女性を中心にウケるのもよくわかりました。
- 一人で来るよりは友達とかと複数人で来た方が楽しい場所のような気はします。飯もわりと量あることが多い(シェア前提ぽい)し、民族衣装体験とかは一人でやってもねえという感じだし。
- 街中がハングルだらけなのも、異国感があっていいですね。英語もそこまで多くはない。中華圏に行くとゆーて漢字なので意味の推測くらいは付くことも多いですが、それもないし。逆に、音声で聴くと日本語に響き近いものがちょくちょくあって面白い。
- 僕自身は、台湾とどっちが好き?と言われると台湾の方が好きかもしれないですが、好みの問題という程度で、圧倒的な差ではない気がします。上手くやれば安く楽に来られるし、今回行けなかった場所も多いから、再訪したいですね。
(おしまい)